電子マネーSuica(スイカ)について

「Suica」は事前にチャージしておくと、カードリーダーにかざすだけで素早く支払が完了する前払い方式(プリペイド方式)の電子マネーです。利用するには事前チャージが必要になりますが、あらかじめSuicaとビューカード(JR東日本が発行しているクレジットカード)を連携されておくと、自動改札機にタッチして入場するだけで、Suicaにオートチャージできるというサービスも利用可能になります。
Suicaの全国相互利用が可能なエリアは?
「Suica」はJR東日本が運営する交通系ICカードですが、現在は全国10種類の交通系ICカードの相互利用が可能になっています。マークのあるお店だけでなく、それ以外の交通系ICカード「Kitaca(JR北海道)、TOICA(JR東海)、ICOCA(JR西日本)、SUGOCA(JR九州)、PASMO、manaca、PiTaPa、はやかけん、nimoca」のエリアでの利用や、PiTaPa以外の9種類の交通系ICカードは電子マネーとして店舗などでの利用も可能になりました。
Suicaの詳細情報
還元率 | - |
---|---|
支払方式 | 前払い(プリペイド)方式 |
チャージ上限 | 上限20,000円 | チャージ方法 | ① Suica(カードタイプ)、クレジットカード一体型suica
② モバイルSuica(アプリ):Android端末、ガラケー
③ Suicaアプリケーション:iPhone、Apple Watch端末
④ Google Pay(Suica):Android端末
⑤ Apple Pay(Suica/Wallet):iPhone、Apple Watch端末
|
オートチャージ | viewカードでのみ可能 |
盗難・紛失 |
盗難・紛失に関する必要な手続きや操作をするより前に第三者に利用された場合等の損害は補償なし |
Suicaを利用する3つの方法
Suicaを利用する手段としては大きく3つに分けられます。
1つめは「プラスチックカードタイプのSuica」で、最も多く利用されているSuicaになります。
クレジットカードと一体型のSuicaもあり、中でもビューカードばオートチャージ機能を搭載しています。
2つめはモバイルSuicaです。
アプリ「モバイルSuica」をインストールすることで、スマホやガラケー、Apple WatchでもSuicaが使えるようになります。
iPhone版「モバイルSuica」は年会費無料ですが、それAndroid版やフィーチャーフォンで「モバイルSuica」を利用する場合は、年会費1,030円(税込)が発生します(※2020年2月26日は無料)。ただし、ビューカードでチャージした場合は年会費が無料です。
3つめは「Google Pay、Apple Pay(Wallet)でSuicaを取り込む」です。
Google Pay、Apple Pay(Wallet)は標準で搭載されているアプリになりますが、カードタイプのSuicaを読み取ることで、Android端末やiPhoneでもSuicaを利用することができます。
モバイルSuicaより利用できる機能は少なくなったり、チャージできるクレジットカードが限定されるといった条件はありますが、Android端末でも年会費無料で利用できます。
Google Pay、Apple PayでSuicaを利用する場合は、持っているSuicaを取り込みだけでなく、モバイルSuicaでSuicaを新規発行してから登録することも必要です。
Suicaにチャージできるクレジットカードとは?
Suicaにチャージできるクレジットカードは3種類あります。
ビューカードはJR東日本が発行しており、チャージ時のポイント還元率が高く、オートチャージに対応という特徴をもっています。それ以外のクレジットカードに関しては、チャージ時にポイントが貯まるカードとそうでないカードがあるので、お得にSuicaを使っていくためにはポイント付与対象のクレジットカードを登録しておきましょう!
- ビューカード(オートチャージが可能、ポイントが貯まる)
- チャージでポイントが貯まるクレジットカード
- チャージでポイントが貯まらないクレジットカード
ここで注意しなければならないのは、モバイルSuicaを利用する際はビューカード以外でチャージをすると年会費が1,030円(税込)が発生してしまうという点です。Android端末、またはガラケーの方でモバイルSuicaを利用する場合は、ビューカードでのチャージがオススメです!
※年会費についてJR東日本は2020年2月26日以降、全面的に無料にすると発表しました。
ポイントが貯まるおすすめクレジットカード
クレジットカード名 | 国際ブランド | 年会費(税抜) | ポイント還元率 | チャージ時 ポイント還元率 |
---|---|---|---|---|
JRE CARD※ (ビューカード) |
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初年度無料 477円 |
0.5%~3.5% | 1.5% 月合計1000円毎に15P |
ビュー・スイカカード※ (ビューカード) |
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477円 | 0.5% | 1.5% 月合計1000円毎に15P |
![]() ビックカメラSuicaカード※ (ビューカード) |
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初年度無料 477円 (年1利用で無料) |
1.0%~11.5% | 1.5% 月合計1000円毎に15P |
JALカードSuica※ (ビューカード) |
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初年度無料 2,000円 |
200円=1マイル | 1.5% 月合計1000円毎に15P |
リクルートカード | ![]() ![]() ![]() |
無料 | 1.2% | 1.2% 利用額×1.2%付与 |
REXカード | ![]() ![]() |
無料 | 1.25% | 1.25% 月合計2000円毎に25P |
オリコ・ザ・カード・ポイント | ![]() ![]() |
無料 | 1.2% | 1.2% 月合計100円毎に1P |
※ビューカード:オートチャージ可能
○ ポイントが付くクレジットカード一覧
ビューカード(イオンSuicaカード、ANA VISA Suicaカード、ルミネカード)、エポスカード、セゾンカード、オリコカード、イオンカード、ライフカード、ジャックスカード、NTTグループカード、UCSカード、ファミマTカード、Yahoo! JAPANカード
× ポイントが付かないクレジットカード一覧
Kyash、楽天カード、dカード、三菱UFJニコス(MUFG/DC/Nicos/UFJ)、JCBオリジナルシリーズ、三井住友カード(ANA VISA Suicaカードは付与対象)、ANA VISAカード、ANA Mastercard、JALカード(JALカードSuicaは付与対象)、VJAグループ、シティカードジャパン(ダイナースクラブ)、ポケットカードなど
Google PayやApple Payチャージにおすすめのクレジットカードは?
Suicaを利用するには、カード式のを含め5つの方法があります。
1.カード式Suicaを使う(クレジットカード一体型を含む)
2.モバイルSuica(アプリ)をAndroid端末 or ガラケーにインストールして使う
ビューカードから選ぶのがおすすめ!
ビューカード以外でチャージすると年会費1030円が発生※2020年2月26日から無料
3.Google PayでSuicaを使う(Android端末)
年会費がかからないので、還元率の高いクレジットカードチャージがおすすめ!
4.Apple PayでSuicaを使う(Apple端末)
年会費はかからないが、VisaブランドのカードではSuicaチャージが利用できないので注意。
Visaブランド以外の高還元率クレジットカードを選ぶべし!
5.Suicaアプリ(Apple専用アプリ)をApple端末にインストールして使う
年会費がかからないので、還元率の高いクレジットカードチャージがおすすめ!
この中からガラケーユーザーは1、2の利用方法があり、Android端末ユーザーは1、2、3から、Apple端末ユーザーは1、4、5の方法から選ぶことになります。
まとめ
「ビックカメラSuicaカード(ビューカード)」一択が最強じゃ!!
ビューカードのポイントプログラムが、2018年6月28日から「ビューサンクスポイント⇒JRE POINT」に移行したことで、ポイント有効期限が延長されたり、ポイントを1ポイントからSuicaにチャージできるようになったりと、かなり使いやすいカードになったぞ!ポイント還元率は変わらず1.5%をキープして、年一回利用すれば翌年の年会費は無料!とデメリットの無いカードじゃ!モバイルsuicaでもGoogle PayでもApple Payでもチャージ還元率は1.5%のままで、選んで損なしのカードじゃぞ!