自動付帯と利用付帯の違いを徹底解説!適用条件は?
「自動付帯」は、カード利用がなくても保有しているだけで自動的に保険が適用されるので、よく海外旅行に行く方には非常に便利です。
一方、「利用付帯」はカードによって若干の適用条件は異なりますが、その多くは「旅費(航空券、ホテル、タクシーやバス代など)の一部をカードで支払う」というものになっています。
因みに、楽天カードの海外旅行保険(利用付帯)では、
「日本を出国する前に、ツアーの旅費、または公共交通機関の料金の一部を楽天カードで支払ったときに限る」というのが適用条件になります。
条件の詳細を探ってみると、楽天カードのよくある質問に事例ごとに適用の可否が記載されていました。
● ツアーの旅行費、公共交通機関の利用金額に制限は?━ 制限は特になし。最小限でOK
● 出発前に国内で宿泊する際の国内のホテル代金は適用される?━ 公共交通機関でないので×
● 出発前に国内で宿泊する際、自宅から国内ホテルまでの電車代(バス、タクシーなど)は?━ OK(但し乗用車での空港までのガソリン代、高速道路料金や空港での駐車料金は公共交通機関でないので×)
● 公共交通乗用具の回数券、プリペイドカードなどを楽天カードで購入した場合は?━ OK
これを見る限り、「利用付帯」のクレジットカードでも簡単に適用条件を満たしてしまいそうですが、個人的に海外旅行の場合は保険料を合算させて利用することをおすすめしています(※詳しくは海外旅行向けクレジットカードで解説)ので、複数枚のカードがすべて「利用付帯」であれば、適用条件をクリアするのに結構苦労します。
とはいえ、「自動付帯」のクレジットカードの多くは年会費が有料のゴールドカードやプラチナカードだったりします。コストを考えると仕方ないのかもしれません・・・。
しかし、なかには保険料は多少劣るものの、年会費無料で「自動付帯」のお得なクレジットカードも存在します。
旅行時の手間を少しでも避けるために、できるだけ「自動付帯」のカードを選んで、「利用付帯」のカードは1~2枚に抑えておきましょう。
年会費無料で海外旅行保険「自動付帯」のおすすめクレジットカード
海外旅行保険の中で最も利用される補償「傷害・疾病補償(怪我や病気で病院にかかった時の治療費を補償)」や「携行品損害(カメラなどの携帯品が盗難・破損などによって損害を受けた場合の補償)」の保険金額を中心に、年会費無料、ポイント還元率、ショッピング保険、医療費キャッシュレス対応の有無なども含めたおすすめカードを厳選しました。
カード名 | 還元率 | 年会費 | 海外旅行保険 | 買物保険 | 発行日数 | |||
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付帯条件 | 傷害・疾病 補償 | 携行品 損害 | 医療費 キャッシュレス | |||||
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0.5% | 無料 | 自動 | 疾病:270万円 傷害:200万円 |
20万円 | 〇 | × | 店舗:即日発行 ネット:約1週間 |
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1.25% | 無料 | 自動 | 200万円 | 20万円 | 〇 | × | 約3週間 |
![]() アメリカン・エキスプレス・カード ![]() |
0.5% | 25歳以下は無料 3000円+税 |
自動 | 300万円 | 30万円 | 〇 | 100万円 | 店舗:即日発行 |
この3枚を所持した場合、傷害・疾病補償は合算して最高570万円、携行品損害は60万円まで補償されることになります。