FeliCaとNFCの違いって何?TypeA/Bとは?機能・活用法など

最終更新: 2018/10/22
FeliCaとNFCの違いって何?TypeA/Bとは?機能・活用法など

 

電子マネーを使っていれば「NFC、FeliCa(フェリカ)、TypeA/B」という用語は一度は耳にしたことがあるでしょう。しかし、聞いたことはあっても違いが分からないという方も多いのではないのでしょうか?

 

最近は、Apple社のiPhone7よりFeliCaにも対応したApple Payが追加されて話題になりましたが、実際にその違いがよく分からないという人も多いと思います。
今回は、これらの違いを解説していきましょう!

 

 

NFC(エヌエフシー)とは?

NFCマーク

まず、FeliCa(フェリカ)やTypeA/Bを説明する前に「NFC」について説明します。 

 

NFCとは「Near Field Communication」の略で、10㎝程の近距離無線通信の規格を意味し、非接触通信とも呼ばれます。
NFCに対応していれば、かざすだけでクレジットカード決済が完了したり、データ通信ができたり、NFC機能が搭載された別機器にタッチするだけでペアリングが可能になるため、体重計、プリンタ、家の鍵などにも使用されています。

 

そして、このNFCには「TypeA」「TypeB」「FeliCa(TypeF)」という3種類の規格が存在します。
「TypeA/B」は海外で主流の規格であり、「FeliCa(TypeF)」は日本で使われている規格になります。

 

TypeA/Bとは?

NFCにはTypeAやTypeBなどの規格があります。海外でキャッシュレス決済と言えばこのタイプを指し、コンタクトレス対応のクレジットカード(JCB Contactless/Visa PayWave/Mastercardコンタクトレス/American Express Contactless)を非接触で決済するのに多く用いられています。

 

TypeA:オランダのPhilipsが開発した比較的安価で使用できるタイプのもの(日本ではタバコを購入するためのtaspoに利用)
TypeB:アメリカのMotorola社が開発し、セキュリティレベルの高さから日本ではマイナンバーカードや運転免許証、パスポートにも使用されている

これらの技術をまとめてNFCと呼びます。

 

 

FeliCaとは?

FeliCaマーク

では、日本で主流とされている「FeliCa」とは何者なのか?

 

FeliCa(別名:TypeF)もNFCの規格の一つなのですが、ソニーが日本仕様に独自のセキュリティ機構を盛り込んで開発したため、日本でのみ利用可能なガラパゴス規格となってしまいました。
しかし、FeliCaはTypeA/Bより処理速度が高速のためJRで導入され、そのおかげで通勤ラッシュの混雑時でも、素早く正確に読み取ることが可能になったので、混雑を軽減することにつながったのです。
その後、楽天edy、WAON、nanacoなど電子マネーにもFeliCaの技術が使われ、コンビニなどやスーパーなどでも早くて便利なキャッシュレス決済が普及しました。

 

FeliCaと言えばおサイフケータイのように決済システムと捉えがちですが、ソニーによって開発された非接触型ICカードの通信技術の名称であり、このチップを携帯電話に搭載したものがおサイフケータイと呼ばれているのであって、FeliCa自体はチップのことを指します。
なので、FeliCaの技術は様々なところで利用されており、社員証としてオフィスの入退出時の認証管理や、イベントやスポーツ観戦のチケットにも利用されています。

 

つまり、FeliCaにはさまざまな活用方法があり、その一つとして「おサイフケータイ」という決済手段があるというわけです。

 

TypeA/BとFeliCaの決済の違いは?

NFC決済のマーク

一般的に「NFC決済」というと「TypeA/B規格」を指し、「FeliCa決済」という日本でお馴染みの電子マネーやおサイフケータイ(ApplePay/GooglePay含む)での決済を指します。

 

日本では「NFC決済」の読み取り機が普及していないため、利用できる場所はほどんどありませんでしたが、2018年からマクドナルドやローソンで「NFC決済」が可能になりました。これは国内向けというより2020年オリンピックに向けてさらに海外の人が増えていくので、キャッシュレス決済を世界基準に合わせようというのが狙いかもしれません。

 

もし「NFC決済」を利用したいのであれば、NFC対応のクレジットカードまたは、クレジットカードを登録したApplePay(iPhone7 iOS11以降)で使うことができます。


ApplePayに関しては、日本で支払するときは「idまたはQuicPayで!」というように使っていたと思いますが、海外利用も含めNFC決済をする場合は、「クレジットカードで」または「Mastercardコンタクトレスで」と伝えれば、特に設定を変えなくてもそのまま利用できるようです。

 

 

まとめ

「TypeA/B」や「FeliCa」は読み取り機や端末の仕様が異なるものの、使われている周波数などは同じなので、仕組み自体にそれほど差はありません。
一番の大きな違いは、どこの国で利用されているかという点でしょう。
TypeA/Bは世界中で利用されていますが、FeliCaは日本独自の仕様のため、日本以外では香港などの一部地域でしか利用できません。
このため、現在は「TypeA/B」がNFCの国際標準規格となっています。

 

しかし、AppleがFeliCaを搭載したiPhoneを発売したり、日本でTypeA/BのNFC読み取り機が増えてきたことで、将来的には世界中どこでもスマホで決済ができるようになる日は近いかもしれません。

 

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