iDとQUICPayは何が違う?どちらを選べばお得なのか?
最終更新: 2016/06/09

電子マネーって色々あるけど、何が違う?
電子マネーというとEdyやSuica、waon、nanacoなどを思い浮かべるかと思いますが、これらは事前チャージが必要な「前払い方式」と言われる電子マネーです。
一方、iD(アイディ)とQUICPay(クイックペイ)は「後払い方式」と呼ばれる電子マネーで、事前チャージ不要です。
会計時におサイフケータイや電子マネー搭載カードを読み取り機にかざすだけで決済が完了するので、「電子マネーの残額が足りるかな・・・?」なんて気にする必要も一切ありません。
では料金はいつ、どこから支払われるのか?
一方、iD(アイディ)とQUICPay(クイックペイ)は「後払い方式」と呼ばれる電子マネーで、事前チャージ不要です。
会計時におサイフケータイや電子マネー搭載カードを読み取り機にかざすだけで決済が完了するので、「電子マネーの残額が足りるかな・・・?」なんて気にする必要も一切ありません。
では料金はいつ、どこから支払われるのか?

まず、後払い方式の場合はチャージが不要となる代わりに、事前にクレジットカードを紐付け(登録)しておく必要があります。すると、電子マネーで決済した料金は、指定したクレジットカードへ請求がいきます。このように、後日クレジットカード会社にまとめて料金を支払う仕組みのため、「後払い方式」と呼ばれているのです。
「後払い方式」の電子マネーで料金を支払うと、紐付けされたクレジットカードの”ポイント”や”マイル”が貯まるようになっているので、還元率の高いクレジットカードが登録することで、ポイントもより貯まりやすくなります。
「iD」と「QUICPay」の違いは?
それでは本題の「iD」 と 「QUICPay」の違いを説明していきます。それぞれの詳しい解説については「iDについて」「QUICPayについて」をチェック!
基本的に使い方は同じで、使用できる場所や対応しているクレジットカードの種類などに違いがあります。
運営会社の違い
ここはそれほど気にする必要はありません。ふ~ん程度でOK!![]() | ![]() | |
---|---|---|
運営会社 | NTTドコモ | DCMXカード、三井住友カード、オリコカード、大和ハウスフィナンシャル |
利用できるツールの違い
iDもQUICPayもクレジットカード一体型カードや電子マネー専用カード、おサイフケータイで利用できます。QUICPayではさらに種類が豊富で、10歳以上から使えて利用金額が制限可能な「おこづかいQUICPay」なるものも存在します。
種類 | ![]() | ![]() | 特徴 |
---|---|---|---|
① クレジットカード一体型 | ○ | ○ | クレジットカードと電子マネーが一体になっており、携帯性◎常に財布を持ち歩く方におすすめ! |
② 専用カード | △ | ○ | 電子マネー専用のカード。社員証のIDケースに入れておくなどの使い方も便利! |
③ おサイフケータイ | △ | ○ | おサイフケータイで利用可能 (iDはドコモのみ対応)鞄から財布を出す手間がないので、スムーズな支払が可能! |
④ nanacoカード一体型 | × | ○ | nanacoカードとQUICPayが一枚になり、nanacoのポイントも貯まる |
⑤ コイン型 | × | ○ | ランニング時にリストバンドに装着したり、コインケースに収納して利用できる |
⑥ キーホルダー型 | × | ○ | ANA国内線搭乗がタッチでできる「スキップサービス」、クイックペイ、nanacoの機能が1枚に。※ANA JCBカード限定 |
⑦ おこづかいQUICPay | × | ○ | 小学校4年生(10歳)から利用可能で、利用金額の制限が可能 ※利用はおサイフケータイのみ |
対応しているクレジットカード会社の違い

利用方法は以下の3通りあります。
- クレジットカード(電子マネー機能付き)
- 電子マネーカード
- おサイフケータイ(スマホ・携帯)
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---|---|---|
カード会社 |
|
|
▼おサイフケータイのみ対応
|
▼おサイフケータイのみ対応
| |
おサイフケータイ | ▼対応している携帯会社 NTTdocomoのみ ※一部、非対応 |
▼対応している携帯会社 NTTdocomo、SoftBank、au、Y!mobile |
しかし、もしおサイフケータイで「iD」を利用したいのであれば、ドコモでしか利用できないので注意しましょう。
既に上記のクレジットカードのいずれかを所持している場合は、カード会社に電子マネーの利用を申し込めば利用できる場合があるので、カード会社に確認してみてください。
加盟店の多さ(使える場所)で比較
![]() | ![]() |
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---|---|---|
コンビニ | セブンイレブン、ローソン、サンクス、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、セイコーマートなど | セブンイレブン、ローソン、サンクス、ミニストップ、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、セイコーマートなど | スーパー・ショッピングセンター | イトーヨーカドー、イオン、ビブレ、メガマート、マックスバリュ、まいばすけっと、光洋、ウエルマート、ジョイ、フードセンター、ホームワイド、ザ・ビック、フォーラス、アル・プラザ、平和堂、フレンドマート、エール、アピタ、ビアゴなど | イトーヨーカドー、近鉄百貨店、阪急百貨店、イオン、アークスグループ、ダイイチ、平和堂、松源、オーケー、マルヨシセンター、アピタ、ビアゴなど |
その他加盟店 | ガスト、牛角、プロント、マクドナルド、紀伊國屋書店、ゲオ、タワーレコード、ブックオフグループ、コジマ、ブックカメラ、ヨドバシカメラ、シダックス、BIG ECHO、ツルハドラッグ、ENEOS、ザ・ダイソー、ドン・キホーテ、タクシー23社など | マックハウス、ゲオ、ヨドバシカメラ、コジマ、ツルハドラッグ、ロイヤルホスト、ENEOS、昭和シェル石油、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、東京タワー、キッザニア、タクシー12社など |
※太字は共通加盟店(2016/06/09 時点)
この表を見ると加盟店数はまだまだiDの方が多く、iDしか使えない店舗はあっても、QUICPayでしか支払ができないというお店は少ないというのが現状です。その他の違い
iDはおサイフケータイでの利用に限り、海外で利用することが可能です。ただ、設定が必要だったり、店員さんへ説明する必要が生じる等、スムーズにいかないこともあるので注意が必要です。海外ではクレジットカードが主流なので、心配であれば電子マネーはあまり使わない方が無難かもしれません。
QUICPayは海外では利用できませんが、キャッシュバックなどキャンペーンを多く実施しているというメリットがあります。
iD/QUICPayに対応しているクレジットカード
▼ iD対応のおすすめクレジット
カード名 | ||
---|---|---|
年会費 | 還元率 | 対応電子マネー |
![]() | ||
無料 | 0.5%~2.5% | ![]() ![]() ![]() |
![]() | ||
1,250円+税 (年1利用で無料) | 1.0% | ![]() ![]() ![]() |
![]() | ||
1,250円+税 (学生は無料) | 0.5% | ![]() ![]() ![]() |
▼ QUICPay対応のおすすめクレジット
カード名 | ||
---|---|---|
年会費 | 還元率 | 対応電子マネー |
![]() | ||
無料 | 0.5%~2.5% | ![]() ![]() ![]() |
![]() | ||
無料 | 1.2% | ![]() ![]() ![]() |
![]() | ||
無料 | 0.5% | ![]() ![]() ![]() |
iDとQUICPayは何が違う?どちらを選べばお得?
iDが利用できる環境が整っていれば、より多くのお店で使用できるiDの方が便利かもしれません。しかし、QUICPayも加盟店が増えてきているので、自分がよく利用するお店が対応しているのであれば、不便なく利用できるでしょう。
どちらか決められなければ「両方使う」という方法もあります。
個人的には、キャンペーンが豊富なQUICPayを主に利用して、使えない店舗があればiDを利用するという使い分けをするのがおすすめです!